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2006/06/30//Fri.
栗の花




雌しべに捧げるために恥ずかしいほどの花粉を盛って
栗の花は匂いを放ち、虫を呼び集める。

その卑猥な姿は生命存続という命題のために用意された。
「栗の花のにほひは精液の匂い」
虫をひきつける匂いは生への執念の香りだ。

引き付けられた虫は、精液のような蜜をむさぼり、栗の生への渇望にまみれて、命の卵へと運んでいく。
 
雌しべは受粉の瞬間、歓喜の声をあげるのであろうか。
愛しげに雄しべのほうに揺れるのだろうか。

栗の木の匂いは、私を妄想にかりたてる。


「この匂いは精液の匂いだ。」


人間の性器の匂いは、フェロモンとなって体内に入り脳を刺激し興奮させ、性への衝動を高めるのだという。

あなたのペニスにむしゃぶりつきながら、
先ばしった精液を舐め飲み下し私は熱い息をはく。

「おいしい。」
妖魔のようにあなたの生へのエネルギーを味わっているのか、あなたへの情が味というものに姿を変えているのかわからないけど。

「この匂いは精液の匂いだ。」


失われた恋愛は、現在進行形の恋愛より
美しくて強い。
それは時がたてば経つほど神格化されていく。

このごろあなたが私を遠く感じるのは
私が変わっていくから。

「俺も少しは変わったほうがいいのかな 」
変われないあなたから離れていったあの人を
私に重ねているでしょう?

私はあの人じゃないわ。
だけど、あの人と同じようにあなたから離れることができる。
違う雄の匂いをまとうことができる。

「この匂いは精液の匂いだ。」

「この匂いは精液の匂いだ。」



栗の花の画像をいただいて、なんとかこの妖しい雰囲気を生かしたいと思っていたのですが、なかなか思いつかなくて、やっとなんとか形になりました。

hutarinoheya様、快く画像提供してくださって、ありがとうございます。
二人の部屋とても素敵な奥様の画像があります。ぜひ一度お立ち寄りになられてはいかがでしょう。
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コメント

栗の花が落ちています
疲れきって、横たわっています
一面に
リリーブルー URL 06/29//Thu. [編集]
栗の花の画像
そして、そこに添えられた、詩。
感激しました。

性と生‥‥と、精‥‥。
狂おしいまでの男性と女性の情念が表現されているように感じました。

生きること。精きること。性きること。
大きな奔流を感じます。

それが何ものなのか‥‥正体をつかみたいと思って
あがいているのかもしれません。

これからもよろしくお願いします!
hutarinoheya URL 06/29//Thu. [編集]
To リリーブルーさま
私栗の花って実物見たことないんです。もちろん匂いもね。(経験しないほうがいいのかなぁ)なんか、その3行で果てた男性を想像しますねえ。クス。

To hutarinoheyaさま
拙い詩でごめんなさい。その妖しさに圧倒されて、なかなか言葉が出てこなくて・・・

こちらこそ、よろしくお願いいたします。
youya URL 06/29//Thu. [編集]








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